バッティングで初心者がボールに当たらないのには原因があります。そしてその原因は、皆さん共通して似ています。今回は、そんな野球初心者の方でも、実際すぐに打てるようになった、具体的な手順をお教えします。
あなたがやることは単純です。
この手順どおりに1個ずつ実行していく。ただそれだけで、技術的にも雰囲気的にも素人から脱却できるはずです。
というわけで、野球の楽しさを存分に味わってください・・・
もくじ
ステップ❶ ボールに当てる
コツ➀マネをする
なんだかんだでこの方法が一番コツをつかむのには早いです。例えば、好きな野球選手や周りで打っている友達、誰でも構わないので、まずはマネする対象を決め、マネしてみます。あとは何度も見ながら試してを繰り返しモノマネの精度を上げていくだけです。
これをすることで、どこで動き始めるのか?どこで振り始めるのか?といった問題が、理屈抜きで一気に解消されます。
野球大国ドミニカの子供たちも、まずは母国の英雄のマネから入り、そこから徐々に自分のバッティングを作り上げていくのが普通です。誰だって最初は型がないので、そこへ知識や方法を詰め込むよりは、とりあえず目で見てマネするほうがやり方としては合理的ですし、脳科学的にも良いです。
コツ②ちょい軽めのバットを使う
バット選びに関しては、重すぎるとバットが扱えなくなるので、「気持ち」軽めのバットにするのがいいでしょう。
ただし、軽すぎるバットは要注意
女性など初心者の方などは出来るだけ軽いバットを使いたくなるかもしれませんが、軽すぎるバットだとなかなか飛びません。さらに、バットにボールが当たった時に手にくる衝撃が大きくなって手がしびれてしまうこともあります。
ボールを遠くへ飛ばしたり、ホームランを狙うのであれば、軽すぎるバットはオススメ出来ません。ちなみに先程の達人のおじいさんはかなり重いバットを使っています。
コツ③力を抜く
初心者で特に意識したいのが、構えのときにガチッと固まらないことです。打つのが上手な人を見てほしいのですが、つねにクニャクニャ動いてます。あれはいつでも動き出せる効果もありますが、筋肉を緊張させない効果もあります。
悪い例としては、素人の女の子のスイングです。あれを見れば一目瞭然です。よくバッティングセンターにもいるので見てほしいですが、99%の子は構えがガチッと固まってます。あれでは、当てることはできても飛ばすことは、まず出来ません。
コツ④タイミングとリズムを合わせる
◆リズムをつくる(※参考動画)
「あわせて、引いて、くるん」
まずは、これと同じようにバットスイングをしてみてください。これをすることで、バッティングの命である「リズム」ができます。
◆タイミングを合わせる
続いて、ピッチャー(マシーン)のタイミングと、自分のスイングのタイミングを一致させる「イメージ、リズム」を打席に入るまでに確認しておきましょう。例えば、
1・2・3なのか
1~2~3なのか
1・2・3・4なのか
を決めて、そのリズムで打ちにいきます。細かなズレがあれば、打席での微調整で合わせていくことになります。
初心者がボールに当たらない一番の原因は「2」を作るのが遅いから
「あわせて、引いて、くるん」の「引いて」の部分をつくるのが遅いと、ボールに振り遅れて当たってくれません。
バッティングは、急いだらアウトです。急げば急ぐだけフォームも乱れ、自分のスイングはできなくなるので、何も良いことはありません。振り遅れてるなら、その分スタートを早めに切るようにすればいい。ただそれだけの話です。
ステップ❷ 強い打球を打つ
コツ➀大きなフィニッシュをとる
ボールを遠くへ飛ばしたり、強い打球を打つには、「スイングが大きい」ということがポイントになります。特に、ボールに当たったあとのフィニッシュ(フォロースルー)を大きくとることが重要です。
これは、「前を大きくするぞ!」と、意識して振るだけでもずいぶん変わってくるので、是非そういう意識をもって振ったり打ったりしてみてください。
コツ②しっかり踏み込む
強いスイングをするには、前足(右打者なら左足)の踏み込みをしっかりと踏むことが重要です。この踏み込みが弱いと、下半身からのパワーが生まれないため、上半身だけに頼った力の無い「手打ちスイング」になってしまいます。
コツ③ボールを引きつけ過ぎない
ボールをとらえる際のインパクトゾーンは、赤色のゾーン内で打っていくのが非常に重要です。青色のアウトゾーンで打ってしまうと、ボールの力に押され負け、弱い打球になってしまいます。効率よくボールを打ち返すには、最もパワーが伝わりやすい「インパクトゾーン」で当てられるように意識しましょう。
コツ④手首の角度に気をつける
インパクト時の手首の角度はAが正しく、Bだとボールの勢いに確実に負けます。
パンチを打つときもAみたいに打てば力は伝わりますが、Bのようにパンチしたら力が伝わらないどころか自分の手首が骨折します。
コツ⑤へそで打つ
強い打球を打ち返すには、スイングスピードの速さが求められます。スイングスピードを上げるには、腰(骨盤)を素早く回転させることが必要ですが、その動作をスムーズに行うには「へそ」を意識してスイングすると簡単です。
「へそで打つ」イメージで体幹を回すことで、それだけでスイングにキレが生まれます。特に難しいことをあれこれ意識することはありません。
ステップ❸ かっこいいフォームを作り上げる
コツ➀体の中心線で回転する
「軸足が一番大事だ!」「いや、踏み込み足のほうが大事だ!」どちらも大事ですが、そもそも、僕らは片足一本じゃ歩けませんし、スイングだって当然できません。つまり、どっちも同じくらい大切で、両方しっかりと使おうと思ったら「体の中心軸」で回転することが特に大事になるのです。
体の中心軸でキレイに回るために、両足をサボることなく、しっかりと使うようにしましょう。
コツ②軸足に力をためる
「❶、❷、❸」の❷のところで、軸足にしっかりと体重を乗せ、❸のところで素早く踏み込み足の内側へぶつけていきます。大事なのは❷でしっかりと軸足に体重をのせることで、スイングをするためのパワーが生まれます。
注意点
このとき注意したいのは、軸足をフラフラさせず足裏の内側や母指球でしっかりと立つことです。軸足がフラついていると、軸としての機能を果たせません。
コツ③グリップからいく
スイングは、グリップから振り出していくようにすることで、バットの遠心力が加わり、綺麗なバット軌道が描けるようになります。反対に、腕力まかせに無理矢理バットを出していくと遠回りスイングになり見栄えも悪くなります。
この「グリップでいく」というコツが、つかめるとバットの芯に当たる確率が飛躍的にアップします。
良い練習方法あります!
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>強いスイングをするには、前足(右打者なら左足)の踏み込みをしっかりと踏むことが重要です。この踏み込みが弱いと、下半身からのパワーが生まれないため、上半身だけに頼った力の無い「手打ちスイング」になってしまいます。
これは違うでしょう。
ボンズの写真見ても明らか。