指導者が教えないバットの選び方で注意すべき2つのこと

 

バット選びの基本的な知識

バットの長さを決める

まずはメジャーを用意します。


腕の付け根(脇)から指先までの腕の長さを測ります。その数値に1.3を掛けてください。それが自分のバットの長さの基準になります。

バットのバランスを決める

バランス 特徴
トップバランス バットの先端にバランスを置き、ヘッドの効いたスイングを可能にします。重心の範囲が狭いので、バット先端の重さを感じ、バットの遠心力を活かし遠くへ飛ばす、長距離バッター向きになります。バットの重さ自体も、重めの商品が多くなるので、振り切るためのパワーが要求されます。
ミドルバランス バランスを中間に設定。重心の範囲が広いので、バットが振りやすく、コントロールしやすいのが特徴です。同じ重量でもトップバランスより軽く感じることが出来ます。打率を求めるアベレージヒッターなど、中距離打者向きです。 全体的にはこのバランスを選ぶ選手が多い。
カウンターバランス ニアーバランスとも言われます。手元近くに重心があるため、一番軽く感じるバランスです。しかし、芯に当てにくくなることがデメリット。流し打ちや、インコースにはバットが出しやすくなるので、コツコツ系の短距離バッターに向いています。

 

バット規定

軟式野球 (1)軟式野球で使用する金属バット及び複合バットは「J・S・B・B(全国軟式野球連盟)公認マークのついたものを選ぶ。
(2)一本の木材から作られたバット及び、竹片・木片などの複合バットも使用可能。
(3)少年用と表示されているものは、C号及びD号ボールに使用される。
(4)一般用と表示されているものは、A号、B号及び及びC号ボールに使用。小学校高学年及び、中学生からはこちらを基準にするとよい。
ソフトボール (1)バットは木材・金属・プラスチック・グラファイト・カーボン・ガラス繊維・セラミックス・チタン合金あるいは複合材料で作られたものに限る
(2)バットは丸い棒状であって、表面は滑らかで凹凸があってはならない。

(3)バットにはコルク、テープ(滑らかなプラスチックでないもの)、または合成物質からなる安全グリップをつけなければならない。

(注1)グリップ性を高めるために安全と認めた樹脂・ロジン・スプレーなどをグリップ部分にのみ使用することができる。
(注2)グリップにテープを使用する場合は螺旋状に連続して巻かなければならない。テープは二重に巻いてはならない。

 (4)金属バットは両端部分が密閉された一体構造である必要がある。
 (5)握りの部分には安全ノブをつけなければならない。安全ノブは90~100度の角度で少なくとも8mmの高さが求められる。
(6)フレアバット、コーンバット、フレア状あるいはコーン状のアタッチメントをつけたものは変造バットとみなされる。
(7)バットは本協会のJSA検定マークが入っているものを使用しなければならない。
(8)バットには3号、2号、1号と分けられる。更に3号には「ゴム・革ボール用バット」と「ゴムボール用バット」がある。なお、ゴムボール用バットで革ボールを打つのは禁止されている。
(9)大会で使用するバットの号数は本協会で指定されている。
ボーイズリーグ (1)小学生の部のバットは82cm以下でなおかつ連盟マークがついていること。シールは不可。中学生になると小学生の部のバットは使用不可。
(2)中学生の部のバットは指定業者のバットのみ使用可能。
リトルリーグ (1)バットはリトルリーグ仕様及び、規格を満たすバットを購入すること。
(2)バットは滑らかな丸い棒で、リトルリーグ規格に基づいて試験及び承認された木材または材料、色で作成されたものでなくてはならない。
(3)長さは33インチ(83.8cm)以下で、直径は2-1/4インチ(5.7cm)以下。非木製バットの場合、1.15以下のBPF(バット・パフォーマンス・ファクター)値が表示されていなければならない。
(4)例外:2011-2012年シーズン、リトルリーグ(メジャー部門)以下では、レギュラーシーズンとトーナメントにおいてリトルリーグ・インターナショナルが認可したもの以外の複合バットの使用は禁止されている。認可されたバットの一覧はリトルリーグのウェブサイト(http://www.littleleague.org/)に掲載されている。
 リトルシニア  (1)金属製バットは中学硬式用及び硬式用のみ。
(2)一本の木材から作られたバット及び、竹片・木片などの接合バットも使用可能。
(3)マスコットバットの使用は認められているがバットリング、鉄棒類の使用は禁止されている。
高校野球

金属製バットは、「製品安全協会」のSGマークがつけられているものに限定される。

<カラー>
・本体色はシルバー系、ゴールド系・またはブラック。ただし、プレーの妨げになるような反射するものは認められていない。
・グリップテープの色はブラックまたはブラウン系の単色とし、本体同色の型押し加工のものは使用可能。

 木製バットは木の自然色の他、着色バットの使用が認められている。ただし使用できる着色バットは、全日本野球協会・アマチュア野球規則委員会運用基準によるものとする。
 バットの重さは900g以上。この900g以上というのはグリップエンドノブ、グリップテープを含む重さとなる。

 金属製及び木製バットの共通項

商標は次のとおりになる
(1)バットの先端部分にはモデル名とバットの品名・品番・サイズ・材種のみを表示するものとし、商標は表示できない。表示の大きさはバットの長さに沿って縦5cm、横9.5cm以内とする。文字の大きさは縦、横ともに2cm以内でなければならない。

(2)握りに近い部分には、製造業者または製造委託業者の名称を含む商標を表示するものとし、この表示の大きさはバットの長さに沿って縦6.5cm、横12.5cmとする。

(3)金属製バットで製造業者(日本高等学校野球連盟で使用認可の登録を受けた業者)の名称1、2項と別に表示する必要のある場合は、握りに一番近い部分に表示することとし、大きさはバットの長さに沿って縦1cm、横4cm以内とする。

(4)これらの表示は本体カラーがシルバー系・ゴールド系の場合はブラック、本体カラーがブラックの場合はシルバー系またはゴールド系とし、全て同一面の一箇所だけとする。

(5)ただし、軟式用バットの表示の大きさは、先端部のモデル名表示、握りに近い部分の製造業者または製造委託業者の名称を含めて縦8cm、横28cm以内とし、二箇所(表面・裏面)まで認める。尚、一文字の大きさは問わない。また軟式用バットのテーパ部にはリング等商標と認識されない印刷は認める。

ここからは、バット選びについて、9割の人が勘違いしていることをお話しします。

この話をちゃんと理解してくれれば、人によっては即効で効果は現れますので、少しだけ真面目になって読んでほしいと思います。

本当に重要なのはこの2つ

❶常識にだまされるな!
❷簡単にバットを変えるな!

❶常識にとらわれるな!

ここで言う常識とは、上の参考表のことです。あれらはあくまで参考としての数字や表なので、絶対ではありません。というより、ほとんど参考にならないというのが実際です。

あなたは、自分のバットを決める時に、一体どこにPointを置きますか?

長さ、重さ、バランス、グリップの太さ、持った時の感触など、大切にしているPointはたくさんあるでしょう。

一つだけ確実に言えることは「全員違う」ってこと

百人いれば百通りのバットがある。だから、バッタータイプに合わせてバットを決めることは間違いです。

体の大きさは違う、骨格の作りも違う、手の大きさだって当然違う。どのバットが合うかなんて、使っている本人しか分かりっこない。

つまりは血液型みたいなものです。あれは、A型とかO型とか分類してますが、実際は細かく見ていくと指紋と一緒で全員バラバラなのです。「俺もO型、一緒だね!」いや、一緒じゃないのです。

だから1番駄目なのは、
「イチローモデルがカッコイイから使ってます!」
あるいは、

「俺は小技タイプだから、バットはミドルバランスだ!」
とか、こういうのだけは絶対に止めることです。そういうことではないので。

「あ!これなら打てそう」

こう感じたら買いです。

要は打てるか、打てないか、どっちかであって、打てるんであればバットなんて何だっていいのです。

だから決して、見た目やタイプで選ぶんじゃなくて、自分の手で、自分の感覚で、厳しいテストをして選ぶこと。

おそらく99%、振りやすさとかフィット感といった感覚任せにして大丈夫です。

とにかく大事なのは、トップバランスやミドルバランスなど、全てのバランスを公平に試すことです。

実際、ヤクルトの山田哲人選手が2015年にホームラン王をとった年に愛用されているバットはミドルバランスでした。つまりバットっていうのは、結局は素振りをしたり打ったりして身体に合うものを選んでいくしかないのです。

ふだん使ったことのない携帯電話で、いつも通り超高速でメールを打てますか?

(ガラケー時代の話ですが)これを友達で実験したら、いつもは約10秒で送れるのに、なんと2分もかかってました。同じケータイなのに…

まぁ要は、バッティングでも全く同じ現象が起きています。

実際、バットが違うという、たったそれだけのことでバッティングフォームってガラっと変わってしまいます。(僕の経験上ですが確かにそうでした)

つまりこれは、バットも「体の一部」だということを意味しています。

自分に合っていないバットを使ってる限り、良いスイングなんて絶対に出来ないし、当然打てません。

もしあなたが今、バッティングのことで苦しんでいるのなら、今一度、バット選びから本来の自分の姿を見直してみてはどうでしょう?

バットを決める際のチェック項目

・持ちやすい?
・振りやすい?
・体と一体化してる?
・打てそうな気がする?
・そのバットで最後の試合に負けても後悔はない?

これらを何度もチェックして、ある程度自分の中でクリアしたかな~?と思えれば、おそらくそれはあなたにピッタリのバットです。

「う~ん」って少しでも迷ってる時は、そのバットはまだ買い時ではありません。

異常なまでのこだわりを持て!

お店いったら遠慮せず納得いくまで打たせてもらいましょう。

ミズノとかSSKとかメーカーいっぱいありますね?バランス、長さ、重さ、太さ、どれも微妙に違いますね?全部テストしてください。

その中から最高の一本を、
最高のパートナーを見つけ出してください。

❷簡単にバットを変えるな!

何度も何度もテストして、何十本もある中から選ばれたバット(パートナー)ですから、当然、簡単に変えてはいけません。

そんなの当たり前ですよね?
例えば、今付き合ってる彼女を、あなたは簡単に捨てますか?捨てませんよね。

打てなかったらバットを変える。ピッチャーのタイプによってバットを変える。こんなことしてるのは、ただのアホです。(笑)

もう一度言います。
アホです!(笑)

バットを変えること=フォームを変えること

バットを変えればフォームも変わるんです。ということは、打撃という繊細な動きを、ただ崩しているだけ。とても愚かな行為です。

試すんなら試合じゃなくて、練習の中で試してください。納得いくまで。

これはプロだろうとアマチュアだろうと、全打者共通です。

バットになじむまでには時間が必要

つまり、体の一部として違和感なく扱えるようになるまでは、結構な時間と練習を要するということです。

それを考えると、簡単にバット変更することって勿体ないと思うのです。

基本的に、バットを新しく違うものに変えるときは、自分のバッティングも進化に向かうときです。

それを覚えておくと、バットとの付き合い方も少し変わってくるはずです。

まとめ

野球の神様がいるのなら、おそらくバットをすぐに変えるような選手には力は与えないはずです。

バットを単なる物として扱うのか、人と同等に扱うのかは凄く大事なところだと個人的には思うのです。

くどいようですが、
バット次第でバッティングフォームはガラっと変わります。嘘ではありません。

良いバットに出会えることが出来れば、一気にバッティングが向上する可能性だってあります。本当です。

だから是非、本当に自分に合ったバット、パートナーを見つけてください。

 

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