どうも竹田です。
今回は、打撃上達に効果が期待できる練習方法や器具を、まとめましたのでご紹介します。なるべくたくさん教えていきたいと思うので、1個でも多く実践してもらえるといいんじゃないかと思います。それではどうぞ!
もくじ
ミート力を上げるトレーニング
➀スタンドティー
バッティングの最も基礎的な練習となります。一人でもボールを打てますし、コースや高さの調節が可能なので、柔らかいボールを使うことで、室内でも練習可能です。
※注意点
最初からボールを見るのはなく、まずは投手方向をみて、ちゃんとボールが来るイメージを持ちながら、それで打つようにしましょう。初めからボールを見て打つようなクセが身についてしまうと、あまり良くありません。
②シャトル打ち
これはミート力をつけるのに最適な練習です。押し手(左打者は左手)でラケットを持って、シャトルを連続でひたすら打ちまくります。ミートするのに大切な、手首の使い方とヒジの使い方を効率的にマスターできます。
③スローボール打ち
これはボールを引きつける練習の基本となります。なるべく遅いボールを、なるべく引きつけて自分のポイントで確実に打ち返します。速いボールや変化球の練習はこれをクリアしてからです。
④トスバッティング
トスバッティングの利点は、とにかくいろんな種類をアレンジ自在で打ち込めることです。それこそ無限の数ほどの組み合わせが存在するので自分に合ったオリジナルのやり方を見つけていくのもありです。
⑤インサイダーバット
バットの軌道が遠回りするのを防ぎ、最短距離でスイングできるように矯正できます。ボールを引き付けて捉えるまで体が開かないようになります。「ムチのように打つ」感覚をつかむための練習器具です。
⑥長尺スイング
普通よりも長さのある物を使用してスイングします。これをすることで、レベルスイングが身に付いたり、ドアスイングの矯正にも効果があります。
使用する物は、自然界にある普通の竹でもいいですし、ほうきでもいいです。これは特に、バッティングの専用バットにこだわる必要はありません。ホームセンターや100均などでも十分に使える物はあります。
スイングスピードを高めるトレーニング
➀素振り
基本的には一人でやるのがベストです。大勢で振るのとは集中度合いが違いますし、なにより試合で打席に立っているのは、あなた1人だからです。ただ、少年野球をやっている子供の場合、まだまだ理論なども確立していないので、親やコーチがついてマンツーマンで行うのがいいでしょう。素振りの最大の利点は、わざわざ打球を気にしなくてもいいところにあります。
②ロングティー
この練習は、ボールを遠くへ飛ばす技術を身に付けるのに最適です。遠くへ飛ばす技術はバッティングの原点とも言えます。
※注意点
打球を高く上げようとし過ぎて、うしろの腰が下がらないように注意してください。ボールを遠くへ飛ばすのが目的ではありますが、あくまでもボールにバックスピンをかけて飛ばしていくようにしないと、ただただ形を崩していくだけになってしまいます。
③タイヤ打ち
インパクト時の力の伝達(押し出し)を覚えるための練習です。これはタイヤでもサンドバックでも、誰かに手でおさえてもらっても構いません。腕力に頼らずに全身でグ~っと押し返す感覚をつかんでいきましょう。
④重くて飛ばないトレーニングボール
このボールは大人が芯で打ってもほとんど飛ばないので、インパクトの強化に最適です。この練習をすることで、少しでも遠くへ飛ばすために工夫をするようになるので長打力UPが期待できます。
ちなみに、この商品はPUとPVCという素材がありますが、基本的にはPUのほうが頑丈で長持ちしますので、本サイトではPUのほうをおすすめしています。
⑤バランスボール打ち
バランスボールに座りながら振る。あるいは打ちます。スイングバランスを体で覚えていくために必要な練習です。特に、子供のうちはまだまだスイング自体にフラつきが必ずあるので早めに取り入れたい練習です。
イスに座って振る練習もありますが、それよりはバランスボールに座りながら振ったほうが10倍効果あります。
⑥バランスボール打ち2
こちらも上と同じで、スイングバランスを体で覚えていくために使える練習です。おそらく、いきなり打つことは難しいので、最初は両足でしっかり立っているだけでも十分です。それに慣れたらスイング、さらに慣れたらトスバッティングという感じで少しつづレベルを上げていきましょう。
⑦メディシンボール
最近流行の筋力トレーニングの器具を使うと、割とすぐに筋量は増えますが、メディシンボールでトレーニングすると、質の高い筋力がジワジワとついていきます。しかも、かなりバッティング動作に近い動きであるため無駄がなく、非常に効果的です。
⑧スウィングスタンド
体重移動の感覚を覚えるのに最適な練習です。角度のついた台を使うことで、あらかじめ踏み込み足に体重を乗せておきます。これをすることで強制的に体重移動をうながせるので、体が小さくても打球を飛ばせる体の使い方が身につきます。
⑨守備練習(捕球~スローイングまで)
無意味な「1000本ノック」
守備練習もバッティング向上にはとても有効です。よく「1000本ノック」など高校野球の練習でも行われますが、ただ捕球だけして終わり。というケースが非常に多いです。これはとても勿体ないことです。
野球というのは、ただボールを捕っただけではアウトにすることは出来ません。正確なスローイングまでして初めてアウトになるのです。であれば、ただ捕球するだけの練習は、むしろ動きの流れを止める悪いクセがつく可能性すらあるので、しっかりとスローイングまで行っていくべきでなのです。
体の使い方は同じ
守りの動作も、バッティングの動作も使い方としては見ての通り、全く同じです。つまり、バッティングが下手な選手は、守備も下手だということです。守備の技術を磨いていくことで、バッティングの技術も同時にレベルアップするのです。
対応能力を高めるトレーニング
➀ミニボール打ち
小さくてなるべく変化するものを打ちます。例えば、ゴルフ練習球、ペットボトルのフタ、新聞紙、ティッシュなど、遊び感覚でいいので打ってみましょう。
何度、空振りしても構いません。あきらめずにやり続けることで徐々に当たりはじめ、やがて普通に打てるようになります。その時にはずいぶんとボールに対する対応能力が高まっているはずです。
まとめ
良さそうな練習は見つかりましたか?
今後も、使えそうな練習法があれば、どんどん追加してアップデートしきますのでぜひ参考にしてください。
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Takeda
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