打てる選手は「構え」が違う。正しいバッティングの構え方

バッティングにおいて「構え方」は、どうでもいいと言えば、どうでもいいのですが、その中でも必ず守らないといけないルールが存在するのもまた事実です。

考えてみると意外と奥深い、バッティングの構え方について、少し深掘りしていきたいと思います。

「リラックスできる構え」が基本

➀呼吸法でリズムをつくる

打席に入ったら、一度大きく深呼吸をし、心と体を落ち着かせます。
ポイントは、呼吸を吐くときに、おへその少し下あたりの「丹田」という場所にスーっとゆっくり落とし込んでいきます。

つまり、「酸素を肺にため、それを丹田に落とし込む」という感覚です。この呼吸法をすることで、構え自体にどっしりとした安定感が生まれます。もし、力が入ってリキんでしまったり、リラックスモードに上手く入れない場合は、構えが自分に合っていないというサインなので、違った構え方を試してみてください。

 

②構えの形は何でもいい

「構え」とは、ピッチャーがいつ投げてきてもいいように、打者側が準備完了している状態をいいます。ですから、プロ野球やメジャーリーグを見れば明らかなように、構えには基本という形はなく、千差万別、自由であるというところが特徴です。

構えは個性的、トップは普遍的

バッティングでは、「自由にやっていい部分」と、絶対に「守らないといけない部分」があります。

構えはバッティングの中で唯一、個性を出していい部分であり、枠にはめ込んではいけない部分です。

反対にトップは、基本通りの型があるので、その型を絶対に守らないといけません。よって、トップの形は上の画像を見れば分かるように全員同じです。

「トップ」とは?

打つ準備が完了した状態を指す

トップの形に違いはない
↓ ↓ ↓

 

③首を緊張させない

構えの時に、首に力が入っていると、体はリラックスができません。なので、首がリラックスできるような構えを身につけることが重要となります。

首の緊張 → 肩周りが緊張 → 体幹が緊張 → 足が緊張 → リキみ

このように、首から生まれた緊張が、最終的には全身のリキみへと繋がっていくのです。

 

④両目で見る

ピッチャーを見る時には、片目ではなく両目でしっかりと見ます。ボールをキャッチする時もそうですが、片目よりも両目で見たほうが正確性は上がります。

で、ここで大事になるのは、先ほども言った「首の緊張」を生まないことです。リキみの無い、リラックスした状態の中で、ピッチャーを眺めましょう。

 

⑤停止しないで動いておく

構えのときに筋肉が緊張しないようにするコツは、体をガチッと固めずにつねに動かしておくことです。

メジャーリーガーを見てほしいですが、つねにクニャクニャ動いてます。あれはいつでも動き出せる効果もありますが、筋肉を緊張させない効果もあります。

バットの握り方についても、フィンガーグリップとかパームグリップとかありますが、どっちにしても重要なのはガチッと固まらないことです。
「手に遊びをつくる」ためには、ずっと動かしておくのが確実です。

 

安定したバランスで構える

➀バットの握り方

ポイントは2点

1、手のひらの真ん中で握る

インパクトでボールを強く打ち返すためには、手のひらの一番力が入るところで握っている必要があり、それはちょうど手のひらの真ん中です。
※タイヤなどを押し返す練習をすれば分かります。

2、両手の小指にだけ力を入れる

両手の小指にだけ力を入れておけば、残りの指は遊ばせて手のひらに力を入れなくてもバットは自分の思い通りにコントロールできます。
※傘をさしてみれば分かります。(無駄な力を入れないという意味で同じ感覚です)

 

②両足の母指球で立つ

足はすべての土台になるので、ここが不安定だと、その上にある建物(体幹、上半身)はすべて崩壊することになります。

そもそもの土台である「足」をしっかりと安定させるためには、足裏にある母指球で立つ意識が必要です。

これが足の外側で立ったり、かかとで立ったりすると、安定感が無くなってフラフラします。

 

 

③腰(骨盤)の位置

安定したバランスを作るには、骨盤のポジションは非常に大事になります。骨盤は上の画像のように軽く前傾させ、無理のないS字を作ります。このポジションにすることで上半身と下半身がうまく機能します。

 

 

スタンスの種類は大きく3つ

A. スクエアスタンス

世界で一番人気のスタンス。メリットはその安定性で、フォームが崩れにくく最もスキがない構えである。

 

B. オープンスタンス

メリット

メリットはボールの見やすさ。両目を使って広い視野でピッチャーを見ることができるのでボールがよく見えるようになる。また、余計な緊張やリキみを避けるメリットもある。

デメリット

デメリットとしてはやはり、フォームの維持が難しいこと。スクエアスタンスに比べ、動きの範囲が広いため、その分、毎回同じようにスイングすることは難しくなる。

 

C. クローズドスタンス

メリット

メリットは体のひねり運動を大きく使えるのでスイングスピードがアップする。また、逆方向への流し打ちがしやすくなる。

デメリット

デメリットは、ボールが見にくいのと、体の開きが早まる危険性があること。その確実性の低さから、クローズドスタンスは世界で最も人気のないスタンスとされている。

 

スタンスの幅

A. 狭めのスタンス

足を上げる「反動利用系」のバッターは、スタンス幅は狭いほうがマッチします。

B. 広めのスタンス

すり足で打つ「安定重視系」のバッターは、スタンスは広めのほうがマッチします。

 

グリップの位置はどこがベストか?

構えの段階ではどこでもOKです。それこそ、プロの選手でも毎年、グリップの位置を変えたりしながら試行錯誤しているぐらいですから、ベストなグリップ位置というものは存在しません。

しいて言えば、自分がリラックスできる位置、リキみが生まれない位置、体が安定する位置がベストです。それは、何度も実験をする中で見つけていく以外に方法はありません。

もし、「ここで構えなさい!」と指導者に言われた場合は、そのアドバイスは正しくないと思って間違いありません。

 

 

いろんな構え「〇〇打法」からヒントを得る

一本足打法

王貞治

神主打法

落合博満

中村紀洋

振り子打法

イチロー

こんにゃく打法

梨田昌孝

がに股打法

種田仁

 

でも、トップの形はみな同じ

これらの打法はどれも個性的で魅力的ですが、トップの形は全員同じだということを確認してください。これが最初に言った、「構えは個性的、トップは普遍的」の意味です。

 

バッターボックスの立ち位置

基本的には、打席の一番後ろに立てば、バットの芯に当たる確率は最も高くなります。しかし実際は、やはり個人差があるので、理想の立ち位置は人それぞれ微妙に変わってきます。

理想のバッターボックスの立ち位置⇒

 

 

 

まとめ

自分の構えが分からない場合はマネから入るべし!

プロ野球やメジャーの選手、あるいは高校野球でも周りの友達でも誰でもいいので、「あ!いいな!」って感じる選手がいたら、その選手の構えやフォームを真似してみましょう。感覚的にしっくりくるまで、ひたすら真似して試します。

メモをとるべし!

バッティングというのは本当に繊細な運動なので、自分の中でしっくりする構えが見つかったら、すぐにそれをメモしましょう。

メモというのは、自分だけの攻略法であるのと同時に、途方に迷わないための地図でもあるのです。

 


次は、フォームについて学びましょう!
打ちまくる理想のバッティングフォームが身につく8ステップ


 

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